撮影の合間は、とっても暇なんだ。

 

だーれもこないし、なーにもきこえない

 

はやく おねーちゃん 帰ってこないかなぁ。

 

 

ごろごろ ごろごろ

 

だんだん、ねむくなってきちゃった・・・

 

ごろごろ ごろごろ ごろごろごろ・・・・

おはようございます、爛飛さん。

 

シュマロのように柔らかいビット『シュラ』登場。

 

今日も、世界は平和です。

爛飛さんのお力ですね。

 

はっはっは、僕を誰だと思っているんだい!

するとどうでしょう、あたりが暗闇に覆われました。

怪しく光る雲の割れ目から、オドロオドロシイ声が、

響いてきました。

 

ふはははは、見つけたぞ!

永きに渡る闘いに決着を付けようぞ!

漆黒の魔帝『爛飛』よ!

 

その声は王虎『直次郎』!

どこだ! どこにいる!

どどーん!

 

頭上からの一撃に、シュラと爛飛が飛ばされました。

 

ここまでのようだな、漆黒の魔帝『爛飛』よ!

ふはははは、もがいても無駄だ!

そのようなナリでは、私には勝てん!

 

っく! 調子に乗るなよ『直次郎』!

漆黒の魔帝『爛飛』様の力、とくとみよ!

 

王虎『直次郎』よ!

我は、全てを知る者、漆黒の魔帝『爛飛』だ!

さあ、負けを認めろ!

 

爛飛め・・・

あ、あのお方は・・・

貴様の負けだ、爛飛!

絢花様ー、爛飛が虐めるんですぅ。

あらあら、可哀想に。

 

おいおい、お前ら何言ってんだよ。

しかも増えてるし。

絢花さん、聞いて下さいよ。

爛飛さんが私のおやつ奪ったんですよ。

爛飛さんが僕を踏んづけたんだよ。

爛飛ぶった。

 

爛飛さんをなんとかして下さい。

大丈夫、私はあなた達の味方よ。

 

本当に助かります、あなたのお力があるから、

世界は平和なんですよ。と、シュラがいう。

 

〜〜〜〜!! 

おまえら! 絢花から離れろ!

絢花はな! 絢花はな・・・!!!

らーんふぇーい、そろそろ出番よー。
爛飛、ったくどこいったんだか・・・
って、うぉっ!

うーん うーん

あ・・・・・や・・な・・・

 

ぬいぐるみに囲まれて、うなされている爛飛発見。

絢花は慌てて、爛飛に手を伸ばした。

爛飛、大丈夫!?

 

あ" 、絢花だ・・・

 

 

心配させないでよ。

 

そういいながら、抱きしめてくれた腕は温かくて。

嫌な事、全部忘れるぐらい、優しくて。

 

だから、仮病を使ってもう一眠り。

やっぱり、絢花の腕の中で寝るのが一番。

 

だって、絢花は僕だけのモノだから。

誰にも渡さないよ。

 

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