普段見なれた人でも、時と場合によっては豹変するものである。 しかし、 親しい間柄の場合、些細なヒトコトで豹変することが多々ある。
そう、 この二人の場合も。
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わはははは!! ぎゃははははは!!
ガチャガチャっ
あ、おねーちゃんが帰ってきた!! おかえりーおねーちゃーん!! |
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ただいま、爛飛。 って、あんた何思いきりくつろいでんのよ。
これさこれさ! 面白いね!へんてこで!
・・・そう、そりゃよかったわね。 あ、ちょっと聞いてよランフィー?
ランフェイだよ! |
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まぁまぁ、見てよこれ! タイムバーゲンで50円だったのよー!! 早朝タイムバーゲンだったから慌てた慌てた! 一回ロッカーに預けてまた買いにいったのよー。 あ、もちろんレジも違うところよ。 『お一人様』っていう限定モノって本当に大変大変。
どうしたのよ、爛飛?
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・・・おねーちゃんってさ・・・・
何よ?
本当に『お嬢様』なの? お嬢様なら『定価の箱買い』とかしてよ!! なにチラシ握りしめてチャリこいでスーパー行ってんのさ! お金持ちの一人娘って本当は嘘なんじゃないの!? |
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あー、もしもしノッシュー? 今夜のさぁ・・・うん、そうソレね、行くことにしたから。 うん、ごめんね。 うん・・・うん・・・わかってる・・・うん、お願いね。 あ、でね、うちのバカペット用に席取っといてくれないかな? え? だからバカペットだって。 違うわよー、女じゃないって。 うん、じゃーよろしく!
あー忙しい忙しい。
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