グリコえほん〜ヘンゼルとグレーテル〜
むかしむかし、 ヘンゼルとグレーテルという仲良しの兄妹がいました。 しかし、 不況に継ぐ不況に貧しい生活がさらに貧しくなりました。 そしてとうとう食べるものがなくなった時、 いじわるな継母は父親にこう言いました。
父親は仕方なく継母の命令に従い、 ヘンゼルとグレーテルを森に置き去りにしました。
二人は実は森に連れていかれている時に、 隠し持っていたパンクズを撒いていたのですが、 風がまき散らしたのか、動物たちに食べられたのか、 今はもう跡形もありません。
二人は途方に暮れながら森を歩いていると、 あま〜い香りがしてきました。 二人は匂いの出所を目指して歩きました。 するとどうでしょう? なんとお菓子でできた一件の家に辿り着きました。
歩き疲れた上にお腹も空いていた二人は、 夢中でお菓子の家を食べていたら、 中から魔女が現れました。
二人を家の中に案内し、御飯と寝床を与えてくれました。 二人はそのままベッドで仲良く就寝。
が、しかし!
夜中に目が覚めたグレーテルは知ってしまったのです。 お菓子やごちそう、寝床をくれた魔女は実は……
お菓子の家で子供たちをおびき寄せ、 食べてしまう悪い魔女だったのです。
魔女が油断している隙に武器を手に取り、 グレーテルは魔女に襲いかかりました。
油断していた魔女はグレーテルに倒されました。 そして、 自分の罪に向かい合った父親が子供達を探しにきていました。 変わりに意地悪な継母が追い出されました。 こうして、 家族三人仲良く暮らしましたとさ。
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