限りなく仲の良い、トモダチ 2
『大変たいへん! たいへんたいへんたい変態!』
『寝てる場合じゃないわよ!』
何をそんなに慌ててるんや。 こーんな平和な屋敷でなんか事件でもあったんかー?
『あったあった!!ありまくった!』
まぁ、これでも食べて落ち着きぃな。
『さっそくダウト発見。 何その鳥の丸焼きは?』
なんかおいしそうやったから買ってん。 後でまた買うてくるからブルーも欲しい?
『じゃあ、二つお願い…って大変なんだってば!!』
『ルカが変になったの。』
『あー!! 私のセリフ取った!!』
まぁ、落ち着きぃいうてるやろ? ルカやんが変なのは前からやろ、ルージュ。 実の姉の写真を恐ろしいほど集めて悦に入ってたり、 あまつ日めくりカレンダーに加工してたり、 ちゃっかり携帯の待ち受け画像にもしてたりしてるやん。
『…それも変だけど、もっと変』 『マスターを無視してぬいぐるみとお話ししてるの』
ぬいぐるみ〜? 兄さんを無視するのも凄いけど、 ぬいぐるみと話して…… …どんなぬいぐるみ??
『えっとね、たしか元々はね…』
・ ・ ・ 『こんな感じでふたりっきりなの』
そやな、そりゃー『変』やなぁ… …そうね、あなた達は館の警備に戻って。
『なんで?』
この件は私一人では手に負えないし、 友達のところに相談に行くから。
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