逆らえない運命。

『新人来たネー。

なんとなーくリーラ似ー』

 

『…そーねー。』

 

『雰囲気がネー。

でも、女の子しか新人来ないネー?

そのうち乗っ取られるかもねー?』

 

『…そーねー。』

 

『でもさー、リーラって謎だよねー?

普段どこにいるのか知んないけど、

必要なときはピョコっと登場だもんねー?

話しかける直前まで、目が冷たいしねー?』

 

『…そーねー。』

 

『・・・・・・』

 

『・・・・・・』

 

 

『ちゃんと相づち打ってるでしょ!?』

 

『ぜんぜん答えないんだもん!!

…でもさー、謎だよねー?』

 

『どっちにしても、私達には関係ないでしょ?

マスターはノーバディ様、オーダーは警備兼話し相手。

その他の判断はシュウ様なんだし』

 

『…それはそうなんだけど…。

なーんか、ねー…』

 

『ほらほら、ルカんとこ遊びに行くわよ』

 

『ほーい』

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして…

私の周りには不思議な方が多いんでしょうか…

そりゃあ、たしかに、

ディプシアさんも不思議な方ですから、

妹のリーラさんも不思議な方になるのは、

仕方がないとは思いますが、

そのお友達の豪鬼さんや華妃さん、

帝さんにサマラさんも不思議な方なのだと、

もしかして私まで不思議仲間になるのか!?

とか、悩みます…。

それに、

結局エアリスさんは何者だったのかよくわかんないですし…。

なんでこんなに不思議な方が多いんでしょうか…

 

『・・・・・・』

 

『なんでかなー?』

 

なぜなんでしょうね…?

 

『! あ!』

 

閃きましたか、ブルーさん!?

 

 

 

『運命なのです。』

 

それじゃあ、諦めるしかないですね。

 

『運命じゃねー。

…アレ?』

 

 

『ルカ、胸でかくなった?』

 

『あ、ホントだ。

 でかくなってる』

 

 

うふふ♪

私だって成長期なんですから♪

 

『・・・・・』

『・・・・・』

 

 

 

はっ!

引っ張ったらダメー!

 

 

『しぼんだー』

『しぼんだー』

 

し、しぼんだって言わないで!!

 

 

 

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