かえってきたよ ★彡
もうひとつプレゼント? あ、始末書か。
失礼な。 そんなもんプレゼントにする程、 私はイジワルではありませんよ。 始末書は普通に提出を要求します。
で、 どんなプレゼント?
ビックリ? 私が?
そうですよ。 ほら、見てください。
新たに貴女の部署に配属された『如月』君です。 とはいえ、 一度会っているんですけどね。
人違いなんじゃない?
…私も傍にいましたが。
そうなの? ごめんね、知らない。
まぁ、エアリスは『ルーユエ』の件で忙しかったからね。 これからは、同じ部署で働くのだから、 二人とも仕切り直して、 これからを大事にしなさい。
さすがです、艇長。 とても良い言葉です。
気分が良いから私はもう寝るわ。
…失礼、ひとつ質問が。
なにかしら? 分裂してるんですが。
一目瞭然ね。
いや、あの、説明を。
私と貴方と同じ関係よ。 はたして、どちらが『影』かしらね。
絶対『ツンデレ』ではありませんよ、艇長。
『ルーユエ』と同じ発音で間違えちゃうから、 君は『ルー』って呼ぶね。
あい。
じゃあ、ルー、 さっそくだけど、 此処から先は『コレクション』の区画だから、 ここで、バイバイ。
(おおお!! 待って待って待ってエアリス!!)
なーに、ルーユエ?
(アイツも一緒に連れてってくれよ)
無理。 ルーユエは『私の友達』だけど、 ルーは『部下』だからダメ。 ケジメはきちんとしないと。
(アイツはその…そう! 俺に親切にしてくれた友達なんだ)
そーなんだー。 じゃあ、私は部屋で待ってるから、 ルーと遊び終わったら帰って来てね。
(…うん) |