2010年2月14日のお客さま その5

 

おウマさんの様子がおかしいです…

ちょっと寄り道しますですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?

えーっと、チビちゃんでしたっけ?

どうかしましたか?

 

 

ダイス先輩!

おウマさんの様子が変なのです。

治せるヒト知らないですか?

 

召喚獣系の専門家は君の上司でしょう?

連絡しますよ、どの子ですか?

 

可愛らしい女の子ですね。

セイレーンですか?

 

先輩、おウマさんの方なのです…

白い子はお客さまなのです。

男の子だけにプレゼントを配る、

2月14日限定のサンタさんなのです!

 

Σ ち、違う!

ちゃんとしたヒトにしか配りません!

『クリスマス』じゃなくて『バレンタイン』です!

 

なんだかよく判りませんが、

お客さまである貴女に、

良いトコロを見せたらプレゼントが貰えるのですね?

 

…まぁ…はい、

だいたいそんな感じ…です。

 

なら、僕にいい考えがあるんだ。

ザックスに習った『技』がある。

もしかしたら、

それで調子が戻るかもしれません。

ちょっとおウマさんの顔を僕の方に向けてくれますか?

声を聞いてみます。

 

(なんやねんお前、

目的地の野郎共の巣窟よりも美女の戯れを見たいんじゃボケが!

ワシの声が聞き取れるんやったら、

コイツラにさっきん所戻れて指示してみろや!)

 

 

…ところで、

チビちゃん達はどこから此処に来たんですか?

 

ライラさんのお家からなのです。

ロアさんも居たですよv

お揃いのお洋服だったのですよ〜v

 

ありがとう、チビちゃん。

よく判りました。

この馬はもうダメだ。

僕が責任を持って処理します。

生ゴミとして豪快に捨ててやるよ。

じわじわと痛めつけてなぁあ!

 

 

 

凄いです、ダイス先輩!

さっきまでのちんたら振りが嘘みたいに活発に動き出しましたですよ!

これならおウチにも無事に帰れるであります!

 

 

 

 

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