そして、ふりだしに戻る。

 

…になります。

あと、

立入り禁止区域の警備ですが、

今期は人数が少ないがネックです。

 

…まぁ、そうだろう。

一攫千金を狙って破産が多かったものなぁ…

破産しても無報酬雑用(3食昼寝付)で雇うせいか、

今期は従業員倍増だったからな。

この部署決めで、

晴れて自由の身にもなれるチャンスを捨て、

わざわざ警備に回る物好きはそう居らん。

 

ですね。

僕たちが警備に回ると司会進行役が居なくなりますし、

かと言っていつもの警備役だと手薄の配置になります。

そこで、

会場を狭くする方向で考えてみたのですが…

…私が出よう。

 

は?

 

…ダイス、

参加者が多いのに会場を狭くしてどうする。

此処は私の城だ。

私が警備しよう。

 

Σ無理でしょ!?

噂の神様が警備なんて、

情報錯綜がオチじゃないですか!

ちゃんと起きて下さい!

…お前よりはちゃんと起きている。

というより、

お前は私をなんだと思ってるんだ…

軽くイラってした。

…イラッとキた。

 

え、えと…!

あ!

キング!

これで怒りを鎮めてください!

キングも大好きな『にくきゅう』ですよ!

ほら!

ぷにぷにですよ!

 

ーぷにぷにぷにぷに…ー

 

…ぷにぷにだなぁ…

ん?

名残惜しいが電話のようだ。

私に構わず出なさい。

 

…あ、はい。

それでは、失礼して…

もしもしッ?

何の用ですかッ?

 

 

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